肥満外来

肥満症は、糖尿病、高血圧、脂質異常症、脂肪肝などの健康障害を合併しやすく、放置すると日常生活の質の低下や将来的な重い病気のリスクにつながります。
食事療法・運動療法を基本に、必要に応じて検査や薬物療法を組み合わせ、患者さん一人ひとりに合わせた治療をご提案します。
こんなお悩みありませんか?
- 健康診断で体重を減らすように指摘された
- 仕事が忙しく運動する時間がない
- BMIが27以上で高血圧や脂質異常症などがある
肥満症について
肥満症の治療の基本は、内臓脂肪を減らし、肥満に伴う健康障害を予防・改善することです。
肥満症では糖尿病、高血圧、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、関節への負担など、さまざまな健康障害が重なって起こることがあります。
当院では、食事療法・運動療法を基本としながら、現在の体重の3%以上、高度肥満症では5〜10%の減量を目標に治療を進めます。
また、一部の肥満では甲状腺や副腎などのホルモン異常、薬剤の影響が関係している場合もあるため、必要に応じて検査を行います。
体重だけでなく、体脂肪量、筋肉量、基礎代謝量なども確認し、患者さんの状態に合わせた食事・運動療法をご提案します。
メディカルダイエット
ウゴービ・ゼップバウンドによる肥満治療
当院では、医師の管理のもと、肥満症治療薬である「ウゴービ」「ゼップバウンド」を用いたメディカルダイエットをご案内しています。
いずれも週1回の自己注射薬で、食欲を抑える作用により、食事療法・運動療法をサポートする治療です。
これまで自己流のダイエットで減量が難しかった方、健康的に体重を落としたい方、肥満に関連する健康リスクがある方に対して、診察や検査結果をもとに治療の適応を慎重に判断します。
※ウゴービ・ゼップバウンドによる肥満症治療は、原則として自費診療でのご案内となります。糖尿病をお持ちの方は、医師の判断により保険診療での治療を検討する場合があります。
当院で案内可能な注射薬
ウゴービ®皮下注
ウゴービは、有効成分セマグルチドを含むGLP-1受容体作動薬です。
食欲を抑えることで摂取カロリーを減らしやすくし、週1回の注射により減量をサポートします。
糖尿病治療薬であるオゼンピックと有効成分は同じですが、ウゴービは「肥満症」の治療薬として承認されている薬剤です。
ゼップバウンド®皮下注
ゼップバウンドは、有効成分チルゼパチドを含む注射薬です。
GLP-1に加えてGIPというホルモンにも作用し、食欲抑制や体重減少をサポートします。
糖尿病治療薬であるマンジャロと有効成分は同じですが、ゼップバウンドは「肥満症」の治療薬として承認されている薬剤です。
患者さんの体質や持病、検査結果などを確認したうえで、医師が適応を判断します。
治療の対象となる方
ウゴービ・ゼップバウンドによる治療は、医師の診察により適応を判断します。
目安として、以下の条件に当てはまる方が対象となります。
対象となる方
- 高血圧、脂質異常症、2型糖尿病いずれかの診断を受けている
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の診断を受けていない
- BMIが35kg/m²以上の方、または27kg/m²以上で、肥満に関連する健康障害を2つ以上有する方
肥満に関連する健康障害
- 耐糖能障害
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・不妊
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
- 運動器疾患
- 肥満関連腎臓病など
治療の対象外となる場合
以下に当てはまる方は、ウゴービ・ゼップバウンドによる治療を行えない場合があります。
治療の対象外となる可能性のある方
- 妊娠中・授乳中の方、または妊娠の可能性がある方
- 重い胃腸障害、膵炎、腎機能障害、肝機能障害などがある方
- 未成年の方
- 75歳以上の方
期待できる効果
ウゴービ・ゼップバウンドによる治療では、食欲の抑制により食事療法を継続しやすくし、体重減少をサポートします。
体重が減少することで、高血圧、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群など、肥満に関連する健康障害の改善が期待される場合があります。
ただし、薬だけで体重を管理する治療ではありません。
食事内容の見直し、運動習慣、生活リズムの改善を組み合わせることで、より健康的な減量と体重維持を目指します。
診察の流れ
検査結果や体調を確認しながら、患者さんに合わせて治療を進めます。
-
1初回受診
問診、診察、血液検査、身長・体重・BMIなどの確認を行い、治療の適応があるか、安全に開始できるかを確認します。
-
2治療開始
検査結果を確認し、治療に問題がなければ、同意書をご記入いただいたうえで治療を開始します。自己注射の方法もご説明します。
-
3薬の調整
治療開始後は、効果や副作用の有無を確認しながら、通常4週間ごとに薬の量を調整します。
-
4体重の維持
目標体重に近づいた後も、リバウンドを防ぐために食事・運動習慣の継続をサポートします。
副作用について
ウゴービ・ゼップバウンドでは、胃もたれ、吐き気、便秘、下痢などの胃腸症状がみられることがあります。
そのほか、だるさ、気分の落ち込み、まれに低血糖、膵炎、胆石、アレルギー反応などが起こる場合があります。
体調不良が続く場合や、強い腹痛、嘔吐、発疹など気になる症状がある場合は、自己判断で継続せず、当院までご連絡ください。
料金表
カウンセリング・再診料
| 項目 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 初回カウンセリング | ¥2,200 | 診察料・身長体重体脂肪測定を含む ※当院にて糖尿病・高血圧・脂質異常症で通院中の方は無料にてご案内致します。 |
| 再診料 | ¥1,100 | 希望に応じてのご案内 |
| 栄養指導 | ¥3,300 | |
| 血液検査 | ¥5,500 | |
| InBody(体組成測定) | ¥1,650 |
ゼップバウンド
| 容量 | 1本 | 1か月(4本) |
|---|---|---|
| 2.5mg | ¥5,500 | ¥22,000 |
| 5mg | ¥8,000 | ¥32,000 |
| 7.5mg | ¥10,000 | ¥40,000 |
| 10.5mg | ¥11,500 | ¥46,000 |
| 12.5mg | ¥12,500 | ¥50,000 |
| 15mg | ¥13,500 | ¥54,000 |
ウゴービ
| 容量 | 1か月(1本) |
|---|---|
| 0.25mg | ¥15,000 |
| 0.5mg | ¥22,000 |
| 1.0mg | ¥28,000 |
| 1.7mg | ¥33,000 |
| 2.4mg | ¥35,000 |
まずはご相談ください
肥満症の治療は、体重だけを見るのではなく、血糖、血圧、脂質、肝機能、睡眠、関節への負担などを含めて総合的に考えることが大切です。
当院では、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、患者さんの状態に合わせた治療をご提案します。
健康診断で異常を指摘された方、体重増加が気になる方、これまで減量がうまくいかなかった方は、お気軽にご相談ください。
